パンプスがきつい…そんな時の対処法|革靴なら“伸ばせます”!

靴の修理について

こんにちは、ミスタークイックマンです!
今日は、「せっかく買ったパンプスがきつくて痛い…」そんなお悩みに寄り添うお話です。


■「履きやすい」はずのパンプスが…まさかの痛み!

先日、あるお客様が語ってくださったエピソードをご紹介します。


【ある女性のお悩みエピソード】

シンプルなファッションを好むその方が選んだのは、黒のプレーンなパンプス
飾り気のないデザインながら、試着したときに足にぴったりフィットし、しかも中のクッションが柔らかくてとても履き心地がよかったそうです。

「これなら長時間履いても大丈夫かも!」

そう思って購入を即決。
次の日、ルンルン気分でお出かけしたのですが…

【ところが、歩き出すと…】

最初は快適だったパンプスが、30分ほど歩いた頃からなんとなくキツく感じ始め、徐々に足が痛くなってきてしまいました。

帰る頃には、「もう無理…」と涙目で、家にたどり着いたときには「もう二度と履かない!」と心に誓ったそうです。


■ それ、実は「靴を伸ばせる」んです!

数ヶ月後、友人との何気ない会話で「革靴って、少しなら伸ばせるらしいよ」と聞いたその方。
思い出したのは、あの“痛みのパンプス”。

「もしかして、まだ履けるかも…?」

すぐに靴修理店に持ち込み、「1日ほどで伸ばせますよ」とのこと。
ドキドキしながら後日受け取りに行くと、あの痛かった靴が見事に足にフィット!

「また履けるなんて!」と感動されていました。


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■ パンプスがきつくなる理由、実はたくさんあります

「買った時はぴったりだったのに…」という方、多いのではないでしょうか?
実は、パンプスがきつく感じる原因にはいくつかの共通点があります。

まずは「足のむくみ」。
人の足は夕方になると1日の疲れで少しむくみ、サイズ感が変わってきます。朝に試着してぴったりでも、夕方には窮屈に感じることもあるのです。
また「左右の足で微妙にサイズが違う」ことも原因の一つ。ほとんどの方が左右で0.3cmほど差がありますが、既製品の靴は当然同じサイズ。これが片足だけ当たる…というトラブルの元です。
さらに「素材」も影響します。
合皮などの柔軟性が少ない素材は、馴染むまでに時間がかかり、履きはじめに違和感を感じやすいです。

■ 靴を伸ばす時の注意点

「靴のばし」はとても便利なサービスですが、万能ではありません。
以下の点にご注意ください。

  • 伸びるのは“本革”が中心:合皮や布製の靴はほとんど伸ばせません。
  • 伸ばしすぎると型崩れの恐れ:無理に伸ばすとデザインが崩れたり、歩きにくくなってしまうことも。
  • 1回で完璧を目指さない:最初は少しだけ伸ばし、必要に応じて追加調整するのがベストです。

靴修理店では、経験をもとに適切な加減で調整してくれるので、自己判断せずプロに相談するのが安心です。


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■ パンプス選びで失敗しないためのポイント

せっかく新しく買ったパンプス、できるだけ後悔のないようにしたいですよね。
そこで「パンプス選びのコツ」もご紹介します。

  • 試着は夕方にする:足が一番むくんでいるタイミングがベスト!
  • 靴下ではなく、実際に履くシーンに合わせた薄手のストッキングで試す
  • 左右両方で試し履きして、店内を少し歩く

これだけで履き心地の見極めがグッと良くなりますよ。


■ ミスタークイックマンの“靴のばし”サービス

当店では、革靴の伸ばし調整を承っております。
1日〜数日お預かりし、専用のストレッチャーを使って快適なフィット感へと調整します。

「この靴、キツいけど諦めたくない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください!


■ まとめ:捨てる前に“伸ばして”みませんか?

痛くて履けないパンプス、靴箱に眠っていませんか?
そんな靴も、実は“のばす”ことで生き返るかもしれません。

履きたい靴を、快適に履きこなすための工夫。
「伸ばす」という選択肢、ぜひ覚えておいてくださいね!




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