【BRIEFING修理事例】バリスティックナイロンの魅力とショルダー部分ステッチ補修の全貌

鞄の修理について

耐久性と機能性に優れ、都会的なデザインで人気を集めるバッグブランド「BRIEFING(ブリーフィング)」。
特にミリタリースペックに準拠したバリスティックナイロン製のシリーズは、ビジネスからアウトドアまで幅広い層に支持されています。

今回はそんなBRIEFINGの定番人気モデル「BLACK LINE Micro Comp」のショルダーパーツステッチ補修の修理事例をご紹介します。
合わせて、ブリーフィングブランドの魅力や選び方のポイントもまとめました。


目次

  1. BRIEFING(ブリーフィング)とは?
  2. バリスティックナイロンとは?タフさの理由
  3. BLACK LINE Micro Compとは
  4. ショルダー接続部の修理事例と工程
  5. まとめ|修理でさらに長く使えるバッグへ

1. BRIEFING(ブリーフィング)とは?

BRIEFINGは1998年にアメリカで誕生したバッグブランドで、“真のミリタリズム”を都市生活に落とし込んだ製品開発をコンセプトに展開されています。

主な特徴は次の3点です:

✅ 高い耐久性

アメリカ軍が採用するバリスティックナイロンをメイン素材に使用。摩擦や引き裂きに強く、過酷な環境でも耐えうる強度があります。

✅ 優れた機能性

用途別に配置されたポケットや仕切りが多く、ビジネス小物やガジェットも効率よく収納可能。

✅ 都会的なデザイン

武骨な素材ながら、無駄を省いたミニマルな設計で、スーツやジャケパンとの相性も◎。


2. バリスティックナイロンとは?タフさの理由

バリスティックナイロンは、アメリカ軍の防弾チョッキに使われていた素材をルーツとする、引き裂き・擦れに圧倒的に強い高密度ナイロンです。

特徴:

  • 通常ナイロンの約5倍の強度
  • 耐摩耗性に優れる
  • 水・汚れにも比較的強い

そのため、通勤や旅行など日常のあらゆるシーンにおいて、安心してガンガン使えるバッグ素材として人気を集めています。


3. BLACK LINE Micro Compとは?

「BLACK LINE」はBRIEFINGの中でも、レザーやメタルパーツを取り入れた都会向けのプレミアムライン

中でも「Micro Comp」は、A5〜B5サイズ対応のコンパクトなショルダーバッグで、次のような魅力があります。

  • コンパクトながらしっかり収納
  • レザーのアクセントで高級感
  • 通勤・街歩き・サブバッグにも最適

4. 修理事例:ショルダーパーツのステッチ補修

今回お預かりしたバッグは、右側ショルダーストラップのレザー付け根のステッチがほつれている状態でした。

状況:

  • 糸が切れてストラップが不安定に
  • このまま使用するとパーツ破損のリスク
  • レザー自体は健在なため「縫い直し」で対応可能

修理の流れ

① 糸ほつれ箇所の確認と下処理

糸が切れている部分を丁寧に除去し、新たに縫い直すための下処理を施します。

② 工業用腕ミシンで縫製

厚手素材や曲面に対応するJUKI社製の工業用腕ミシンを使用。針目を元のサイズに合わせて慎重にステッチを入れます。

「カチャカチャカチャ…」という軽快なミシン音とともに、職人の手で確実に縫い上げます。

③ 糸処理と最終仕上げ

縫製後は、糸端を内部に隠すように始末し、美観と強度を両立させます。最終確認を行って完成です。


修理後の印象

  • 見た目はほとんど新品同様
  • 肩がけの安定感もバッチリ
  • 今後も長く愛用できる状態へ復活

修理情報まとめ

修理内容金額(税込)納期の目安
ショルダーパーツステッチ縫製2,200〜3,300円程度約7〜14日(混雑状況により変動)

5. まとめ|バッグは直して長く使う時代へ

BRIEFINGのような上質なバッグは、「壊れたから捨てる」ではなく、「直して使い続ける」価値のあるアイテムです。

今回はステッチ修理という比較的軽度な補修でしたが、当店では以下のような修理も承っています:

  • ファスナー交換
  • ナイロン破れの当て補修
  • 金具交換
  • 持ち手交換 など

「もうダメかも」と思っても、まずはご相談ください。
あなたの大切なバッグを、プロの技術でよみがえらせます。

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