吉田カバン<ポーター>ショルダーバック
吉田カバンの代表ブランド「PORTER(ポーター)」は、日本製ならではの高品質と実用性を兼ね備え、長年にわたり多くのファンを魅了し続けています。
本記事では、そんなPORTERのショルダーバッグに関するスライダー交換修理の実例をご紹介します。
「お気に入りのバッグが壊れてしまったけど、捨てるのはもったいない…」という方へ、修理の可能性やポイントをわかりやすく解説いたします。
【目次】
1. 吉田カバン PORTERとは?
吉田カバンは1935年に創業した老舗のバッグメーカーで、東京・墨田区に本社を構える日本ブランドです。その主力ラインである「PORTER(ポーター)」は1962年に登場し、現在ではビジネスからカジュアルまで幅広い世代に支持されています。
「一針入魂」を信条とし、職人の丁寧な手仕事で仕上げられるPORTER製品は、耐久性・デザイン性・機能性の三拍子が揃った逸品。多くの人が“長く使い続けられるバッグ”としてPORTERを選んでいます。
2. 代表的なPORTERシリーズ4選
PORTERにはさまざまな魅力的なシリーズが存在し、それぞれに個性があります。以下に特に人気のあるシリーズを4つご紹介します。
◉ タンカー(TANKER)
1983年に登場した、PORTERの代名詞ともいえるシリーズ。軽量かつ高密度なナイロンツイル素材を使用し、ミリタリーテイストを感じさせるデザインが魅力です。
◉ フライングエース(FLYING ACE)
1970年代に開発されたシリーズで、本革素材をベースに仕立てられた本格派。クラシカルかつ高級感のある佇まいで、ビジネスシーンにも最適です。
◉ ヘルメットバッグ(HELMET BAG)
もともとはヘルメットの収納用に設計されたバッグ。A4サイズもすっきり入り、シンプルながら収納力に優れており、ユニセックスで使えるデザインも人気。
◉ フリースタイル(FREE STYLE)
2008年に登場した、よりカジュアルなデザインのシリーズ。素材のバリエーションも多く、コーディネートに合わせて選べる点が評価されています。
3. ショルダーバッグのスライダー修理とは
バッグの開閉部分であるファスナーは、使用頻度が高くトラブルの起こりやすいパーツのひとつ。中でも「スライダー(引き手部分)」の破損はよくある症状です。
今回お持ち込みいただいたPORTERショルダーバッグも、ファスナーのスライダーが破損しており、正常に開け閉めができない状態でした。
■ ファスナー構造の基本
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スライダー:開閉を行う引き手部分
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務歯(むし):レール部分。エレメントとも呼ばれ、金属や樹脂などの素材で構成されています
今回のケースでは、務歯には破損がなかったため、スライダーのみを交換することで対応可能でした。
4. スライダー交換の修理工程
スライダー修理は見た目以上に繊細な作業が求められます。以下に、一般的な工程をご紹介します。
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後ろ止め金具の取り外し
ファスナーの端についている“ストッパー”を外します。これによりスライダーの着脱が可能になります。 -
壊れたスライダーの除去
不良スライダーをゆっくりと抜き取ります。無理に引っ張ると周囲のテープや生地を傷める恐れがあるため、丁寧に作業を進めます。 -
新しいスライダーを取り付け
サイズや仕様に合った新しいスライダーを挿入。滑りの良さや耐久性を考慮しながら選定しています。 -
ストッパーの再設置・仕上げ
最後にストッパーをしっかり戻し、動作確認を行って修理完了です。
5. 修理費用・納期とまとめ
■ 修理価格
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スライダー交換:税込2,200円~(バッグの種類や状態により前後あり)
■ 納期の目安
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約7日〜10日前後でのお渡し
※繁忙期やパーツ取り寄せがある場合は、お時間をいただくことがございます。
✔ 修理という選択で、愛用バッグを長く使い続ける
ポーターのように高品質で長く使えるバッグは、ちょっとした修理でまた元気に使えることが多くあります。
今回のようなスライダー交換であれば、リーズナブルな価格で対応できるうえに、愛着あるバッグを手放す必要もありません。
ファスナーの不調や、バッグの小さな故障でお悩みの方は、ぜひミスタークイックマンへご相談ください。
店頭で状態を確認のうえ、最適な修理方法とお見積もりをご案内いたします。