DIESEL ディーゼル ベルトカット

鞄の修理について

DIESEL ディーゼル ベルトカット
DIESEL ディーゼルはカジュアルラインを得意とするイタリアのファッションブランドです。
元はジーンズがメインのようですが時計、サングラス、財布、靴、バッグなど小物も魅力的なアイテムを多く取り揃えています。
兄弟ブランドとして「55DSL」も展開しています。
di1.jpg
ちなみにブランド名は「ディーゼル燃料のように世の中を活気づけたい」との思いから名づけられたそうです。
ディーゼル燃料といえば、自動車排ガス規制により一時期減少傾向にあったディーゼルエンジンも技術の進歩で最近はMAZDAのCX-5などクリーン、パワフル、エコノミーという特徴を併せ持った、高い次元での環境対応型のエンジンが開発され注目を浴びています。
di3.jpg
下の写真では、わかりにくいかもしれませんが、バックルの留め棒の先が星型にくり抜かれていてバックル本体の星形のでっぱりにぴったりフィットするようデザインされています。
さすがイタリア発のファッションブランド、こういった細かなディテールにこだわりが感じられます。
di2.jpg
カジュアルだけど、遊び心あるディーゼルの斬新なデザインはイタリアらしいオシャレな作りをしています。
di5.jpg
ベルト裏面には金箔の刻印が刻んであります
di4.jpg
今回の依頼内容はベルトを5㎝短くして欲しい!です。
di6.jpg
で、5㎝のところでカットしました。
di7.jpg
バックルを通す穴をカッターで切り抜きます。
ちなみに切り抜きに使ったのはOLFA(オルファ)社のカッターです。
このオルファの由来はカッターの刃をポキポキと折る『折る刃』からきていて昔はオルハだったものが欧米では『ハ』の発音がむずかしく、『ふぁ』になってしまうことからオルファに変更したそうです。
このオルファの刃のサイズ、折れ線の角度が世界標準になっているということがその世界の先駆者であることを物語っています。
di8.jpg
バックル、ループを固定し、あとはミシンでステッチをかけます。
di9.jpg
ステッチのラインに引いてある白い線(実は銀色)は銀ペンで引きます。
この銀ペンは裁縫で使うチャコペンのようなもので革の表面を痛めずに印が付けられるうえ、消せるので革を扱う場合は重宝します。消えにくい場合は銀ペンクリーナーなるものが活躍します。
di10.jpg
ステッチ完了!お客様の指定通り5㎝カットさせていただきました!
di11.jpg
裏面タグも取り付けましたが後2㎝ほど切れれば完璧に再現可能だったので悔やまれます。
di12.jpg
ともあれ、これでグイッとウエストを引き締められます!




鞄の修理について