【吉田カバン(ポーター)】ウエストバッグのスライダー交換してみた

鞄の修理について

 

吉田カバンとは

吉田カバンは、1935年に創業した日本のバッグメーカーです。東京都墨田区に本社を置いています。吉田カバンの代表的なブランドは「ポーター」です。ポーターは、1962年に誕生したブランドで、日本の職人技と機能性を兼ね備えたバッグで知られています。ポーターは、世界中で人気があり、多くのファンを魅了しています。

ポーターは、様々な種類のバッグを販売しています。ビジネスバッグ、トートバッグ、ショルダーバッグ、リュックサックなど、様々なシーンで活躍するバッグを取り揃えています。ポーターのバッグは、素材にもこだわっており、耐久性に優れた素材を使用しています。ポーターのバッグは、長く愛用できるバッグです。

ポーターは、日本の職人技と機能性を兼ね備えたバッグで知られています。ポーターのバッグは、細部までこだわって作られており、使い心地にも優れています。ポーターのバッグは、世界中で人気があり、多くのファンを魅了しています。

 

吉田カバン(ポーター)のウエストバッグのスライダーを交換

吉田カバンのポーター/タンカー、黒のウエストバッグの修理です。

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タンカーシリーズはやわらかいナイロンを使用し、とても触り心地が良いです。

ファスナー自体もYKK社の大きくて丈夫な10号の金属ファスナーを使用しています。

YKKと言えば、このファスナーの技術を応用して橋作りが、このスライダーの修理依頼は使用頻度が多いからでしょうか?結構な依頼数です。

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今回もスライダーの引手部分が壊れていますので金属ファスナー用のスライダーで交換します。

手順紹介

左にあるのがストッパー付き金属ファスナー用スライダーで右にある四角いのが後ろ止めです。

スライダーとはファスナーを開閉する部品になります。 エレメント同士を噛み合わせるための部品です。 ファスナーの種類、サイズ、色合いなど用途に合わせて様々な種類のスライダーがあります。

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この状態から

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まずは、元の後ろ止めを外します。後ろ止めには爪が4本付いていてそれがホッチキスのように裏面で折り曲げてあるのでその爪を起こして外します。起きない場合は爪部分を切って外す場合もあります。

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次に壊れたスライダーを外すのですが、後ろ止めを外した位置までスライダーを戻し横に捻るように片方ずつ生地から抜き出します。

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そうして新しいスライダーを入れるのですがこれが結構曲者で手がものすごく痛いし(涙)スンナリ入ることはほぼありません

かといって裏ワザほどではないのですがコツがあって小さなマイナスドライバーや目打ちなどを使って入れ込みます。(それでも手は痛いですが…)

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後は後ろ止めをブスッと差し込んで裏から爪を内側に折り込みます。

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で完成です。

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これでまだまだ使っていただけます。

ファスナーの種類

  • エレメントが金属でできている金属ファスナー
  • エレメントがコイル状の樹脂でできている樹脂ファスナー
  • 樹脂製のエレメントがテープに射出成型された”ビスロン”ファスナー

まとめ

スライダーは必ず動かすパーツなので消耗品だと思って、壊れたら交換出来ることを覚えておいてください。交換のお値段は後ろ止めも込みで2100円(税込み)とお手頃価格です。またお預かり期間は1週間前後となってます。






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