【紳士靴のタッセル交換】なくしてしまった飾りも再現できます!靴修理でお気に入りをもう一度!

靴の修理について

本日のご相談

こんにちは!
今回は、紳士靴に付いている「タッセル」が取れてしまったお客様からの修理相談をご紹介します。

紳士靴の飾りが取れて無くなったのですが・・・・・

この飾りは「タッセル」と言います。作り直しが可能です。

修理工程

20180122タッセル

◆ 本日のご相談内容

紳士靴の飾りが片方取れてしまって、無くなってしまいました……
これって直せるんでしょうか?

この「飾り」、靴好きの方ならご存じかもしれませんが、タッセルと呼ばれる装飾です。
クラシックなローファーなどに使われることが多く、上品な印象を与える人気のディテールですね。

「無くしてしまった」と聞くと、買い替えを考える方もいらっしゃるかもしれませんが……
ご安心ください!タッセルは作り直して交換することが可能なんです。

もしかしたら『タッセル』って言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

写真にあるようなローファーなどに付いているリボン?みたいな飾りのことです。

◆ 修理工程の流れ

今回のケースでは、片方のタッセルが紛失しており、反対側だけが残っている状態でした。
おそらく、どこかで引っ掛けたりして、いつの間にか取れてしまったのだと思われます。

修理の手順は以下の通り:

  1. 残っているタッセルを採寸&観察し、形状や編み方、サイズ、素材感を確認
  2. 同じ革素材を使ってもう一方を手作業で再現
  3. 2か所ともバランスを見て装着
  4. 最終チェックと磨き仕上げ

このように、見た目も自然で違和感なく仕上がります

◆ タッセルって何?

そもそも「タッセル」という言葉に馴染みがない方も多いと思います。

タッセルとは、紐状や房状になった装飾パーツのこと。
ラテン語の「tassau(留めるもの)」が語源で、古代エジプトやギリシャでも装飾に用いられていたそうです。

現在では、靴だけでなく、カーテン・バッグ・帽子など、さまざまな場面で見られます。

20180122タッセル二か所2000円

◆ 靴に使われるタッセルの種類

靴のタッセルには主に以下のような種類があります:

  • 革紐タッセル:ローファーに多く使われる、細い革紐で作られた房状の飾り。
  • 布製タッセル:柔らかい風合いが特徴で、デザイン性の高いカジュアル靴に見られることも。
  • 金具付きタッセル:一部高級靴で見られる取り外し可能なタイプ。

タッセルがあることで、靴全体が華やかで上品な印象になります。紳士靴におけるちょっとした“遊び心”でもありますね。

◆ 靴を修理するメリットとは?

靴のトラブルが起きたとき、多くの方が「買い替え」を選びがちですが、実は修理のほうが賢い選択であることも多いです。

● コストを抑えられる

タッセルのような部分修理であれば、買い替えの数分の一の金額で済むことも。

● 環境にやさしい

靴の製造にはエネルギーや資源が使われます。修理することで廃棄を減らし、環境負荷も軽減できます。

● 自分の足に馴染んだ靴を手放さずに済む

履き慣れた靴は、足にフィットして快適。少しの修理で長く使えるなら、それが一番ですよね。

● 愛着のある一足をずっと使える

旅行や仕事などで活躍してくれた靴には思い出も詰まっています。直して使い続けることで、さらに愛着も深まります。

● デザインを維持できる

靴によっては、同じデザインがすでに廃盤になっていることもあります。修理であれば、愛用のデザインをそのまま残せます。


◆ 最後に:お困りごとはお気軽にご相談ください!

今回はタッセルの修理をご紹介しましたが、靴にはほかにもいろいろな修理ポイントがあります。

  • 靴底の張替え(オールソール・ハーフソール)
  • ヒールのゴム交換
  • カカトの革巻き直し
  • ファスナー修理
  • インソールの補修 などなど……

当店では、ビジネスシューズ・ローファー・スニーカー・ブーツなど幅広く対応可能です。
「これって直せるの?」というご相談でもOK。お気軽にお立ち寄りください!




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