【Louis Vuitton(ルイヴィトン)】ヌメ革部分が日焼けして弱ってきた

鞄の修理について

本日のご相談

 

ヴィトンのカバンの肩紐が切れたんですけど…

ヌメ革部分が劣化および硬化してきてますね。全て作り直しがおススメです。

ブランド紹介

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)は、1854年に創業したフランスのファッションブランドです。

世界で最も有名なラグジュアリーブランドの一つであり、その製品は世界中の人々に愛されています。

ルイ・ヴィトンの創業者は、ルイ・ヴィトン・モイユです。

彼は1821年にフランスのトゥールーズで生まれました。1835年にパリに移り、木工職人として働き始めました。1854年に、自分のアトリエを開き、トランクやバッグなどの革製品を製造し始めました。

ルイ・ヴィトンのトランクは、その丈夫さとデザイン性の高さですぐに人気を博し、ナポレオン3世やエジプトの王妃など、多くの貴族や王族に愛用されました。

1896年、ルイ・ヴィトンが亡くなった後、息子のジョルジュ・ヴィトンが会社を引き継ぎました。

ジョルジュ・ヴィトンは、革製品の製造に加えて、香水や時計などの新商品の開発にも力を入れました。

また、ルイ・ヴィトンのマークであるモノグラムを開発し、世界中で知られるブランドへと成長させました。

その後、ルイ・ヴィトンは、マルク・ルイ・ヴィトン、イヴ・カミーユ・ヴィトン、パトリック・ルイ・ヴィトンと、代々家族経営で行われてきました。

2017年には、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが株式の80%を取得し、現在はLVMHの傘下にあります。

ルイ・ヴィトンの製品は、その高品質とデザイン性の高さで世界中の人々に愛されています。

バッグや財布、時計、アクセサリーなど、さまざまな商品を展開しています。特に、モノグラムキャンバスで作られたトランクやバッグは、ルイ・ヴィトンの代表的な商品です。

ルイ・ヴィトンは、世界中の主要都市に直営店を展開しています。

また、オンラインショップでも商品を購入することができます。

モノグラムとは

モノグラムとは、2つ以上の文字や記号を組み合わせて作られた模様です。

日本語では「組み字」とも呼ばれます。モノグラムは、個人名や企業名の頭文字を組み合わせて作られることが多く、認知度の高いシンボルやロゴタイプとして使用されています。

モノグラムの歴史は古く、紀元前1世紀頃のローマ時代にまでさかのぼります。

当時のローマ人は、個人の名前の頭文字を組み合わせて署名として使用していました。

この慣習は、中世ヨーロッパにも引き継がれ、王族や貴族の間では、モノグラムを衣服や装身具に刺繍して身につけることが流行しました。

18世紀になると、モノグラムはファッションアイテムとして広く使われるようになりました。

ルイ・ヴィトンやグッチなどの高級ブランドは、モノグラムをバッグや財布などの製品にデザインし、ブランドのアイコンとして確立しました。

近年では、モノグラムはファッションだけでなく、インテリアや雑貨などにも幅広く使われるようになっています。モノグラムは、高級感や個性を演出できるデザインとして、人気を集めています。

本日の修理例

修理前のかばん

修理後のかばん

まとめ

皆様ご存知のようにヴィトンのヌメ革部分は日に焼けて薄ベージュからアメ色へとエイジングしていきます。

その過程を愉しむのもヴィトンのカバンを所有する醍醐味だといえます。

ただ、天然の革である以上、雨などに濡れた状態を放置すると革の硬化や劣化をすすめるため、革用のクリーム等でお手入れをしてあげることをおススメいたします。






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