高級感とデザイン性を兼ね備えた憧れのブランド、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)。その中でもカジュアルで個性的なラインとして人気を集めるのが「モノグラム・デニム」シリーズです。
今回ご紹介するのは、ルイ・ヴィトンのショルダーバッグ「ポルテ・エポル・レイエ」の修理事例です。長く愛用されていたバッグのショルダーベルト接続部のカシメが破損してしまったため、修復をご依頼いただきました。
「修理なんてできるの?」「ブランド品だけど対応してもらえる?」という不安をお持ちの方に向けて、今回の修理工程をわかりやすくご紹介していきます。
LOUIS VUITTON モノグラム・デニムとは?
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)といえば、誰もが一度は目にしたことのある、アイコニックな「モノグラム」柄が特徴のラグジュアリーブランド。フランスを拠点に展開し、世界中で高い評価を得ています。
その中でも「モノグラム・デニム」シリーズは、モノグラム柄をデニム調の素材に落とし込んだカジュアルライン。上質で軽やかな印象を持ちつつ、使い込むほどに風合いが増していく素材感が魅力で、ファッション感度の高いユーザーに根強い人気を誇ります。
鮮やかな赤いショルダーストラップが特徴的なこのモデルは、シンプルな中に映えるアクセントカラーと、ラグジュアリーな雰囲気を両立させた逸品です。
今回のバッグの状態とトラブル箇所
今回お預かりしたのは、デニム生地にヴィンテージ感の出始めたショルダーバッグ。使用感はあるものの、全体的にしっかりとした印象で、まだまだ活躍してくれそうな状態でした。
ただし、ショルダーベルトの付け根部分にある革(モモ革)のカシメ(金属リベット)が外れてしまっている状態。ショルダーストラップの保持力に関わる重要なパーツだけに、このまま使うにはやや不安が残ります。
ブランド品の修理で気をつけるべきポイント
高級ブランドのアイテムには、見た目の美しさと同時に、パーツのひとつひとつにもオリジナリティとこだわりがあります。
たとえばLOUIS VUITTONの場合、金具やファスナー、カシメに至るまで特注のオリジナル部品が使われており、一般には流通していません。
そのため、破損箇所を元の状態に完全復元するのは難しいケースもあります。
しかし、できる限り近い素材・色・サイズのパーツを厳選して代替対応することで、機能性を取り戻し、見た目の違和感を最小限に抑えた修理が可能です。
カシメ修理の工程と仕上がり
◉ ステップ1:破損箇所の確認
カシメが外れてしまったモモ革の付け根を丁寧に確認し、革そのものに破れや亀裂がないかもチェックします。
◉ ステップ2:パーツ選定
ブランド純正と完全一致するカシメは入手不可のため、素材感・色味・サイズが最も近い代替金具を厳選。
今回は偶然にも、かなり雰囲気の似た金具が手元にあり、それを使用することにしました。
◉ ステップ3:取り付け作業
金具と革の位置合わせを行い、専用工具を使ってしっかりと打ち留めて固定します。コンコンとリズムよく叩いて、バランスを崩さないよう慎重に進めます。
◉ ステップ4:最終チェック
修理後、ショルダーストラップを軽く引っ張って動作や強度を確認。問題がなければ完成です!
✅ ビフォーアフター
修理前と比較して、機能面はもちろん、見た目も違和感なく綺麗な仕上がりに。これでまた、お気に入りのバッグを安心して使っていただけるようになりました。
まとめ|お気に入りのバッグを、もう一度使える喜びを
LOUIS VUITTONのような高級バッグは、「壊れたら終わり」ではありません。
修理を通じて再び使えるようになることで、そのアイテムの価値はさらに深まります。
特に今回のようなカシメの破損は、パーツさえ合えば比較的リーズナブルかつ短期間で修復可能な部類の修理です。
■ 修理情報まとめ
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対応ブランド:LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
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修理内容:ショルダーベルト接続部のカシメ交換
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修理料金:税込3,300円~(状態・パーツにより変動)
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納期目安:5〜10営業日
■ バッグ修理ならミスタークイックマンへ
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「このバッグ、まだ使いたい…」というお気持ちに寄り添い、ひとつひとつ丁寧に仕上げます。状態がわからなくても、まずはお気軽にご相談ください。
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